『朝の来ない家』
♪クリックしたら読めるのでお気軽に♪
「ほう・・・意味深なタイトルだ」
と思って手に取ったエロ漫画『朝の来ない家』
非常に素晴らしい内容で、登場キャラクターの情感がたっぷりと込められた切なく儚くも心温まるようなストーリー。
僕は恋愛というよりも、情愛においてエロスは必要だと思っており、本作はそのエロス要素を的確に入れたものだ。
すなわち『好きだから肌を重ねたい』と思うからだ。
見どころは登場人物が抱える悩みなどをしっかりと考えた上でのストーリ構成だろう。
もちろんエロ漫画としての実用度は間違いなくある。
しかし本作はストーリーを楽しんでほしい。
それでは紹介していきましょう!
・本編を紹介のための画像!
・簡単にわかる!本編あらすじ
朝の来ない家 簡単ネタバレ
まずは画像をどうぞ♪どれもクリックしたら読めるようになってます!
絵本作家を目指す航平は娘と二人暮らしをしていた。
しかし、男と小さな娘では家事が滞ってしまう・・・。
生活は貯金を切り崩すというギリギリのものだったが、航平は家政婦を募集することにする。
それにやってきたのが、さくらという無口で妙に愛想がない女性だ。
しかし、家政婦の募集なのにさくらは家事が全くできず、おまけにドジだった。
流石に断ろうと思った航平だが、なぜかふと頭の中に物語が浮かび、その物語に似たような状況となってさくらと関係を結んでしまう・・・。
昨晩はどうかしていたのだ、と航平はやはり断ろうとするのだが、さくらは突然泣き出してしまい、その泣き顔はなぜだか娘によく似ていた。
さくらはなぜ航平に惹かれたのか。
航平はなぜさくらと娘の顔がダブったのか。
サクラは何を隠しているのか。
航平の妻はなぜ別居しているのか。
誰もが傷ついていて、誰もが傷を塞ごうとしている。
誰かが傷を塞いでくれる。
互いの傷が埋められていく。
これはそんな絆を形にした物語。
朝の来ない家 感想 心がポカポカする…失礼。ホンワカする素晴らしい作品
久しぶりに良いエロ漫画に出会えました。
いや、エロ漫画って言ったらなんかちょっと下品聴こえるからあんまりそうは言わないほうがいいか。
個人的に本作は情動を描いた作品だと思う。
恋愛とも違う。恋愛というよりももっと根源的な愛を描いた作品だ。
傷ついた者同士がシンパシーを感じ、代償として最初はセックスをすることになるのだが、なぜ代償なのか?という後の展開は予想以上に深く、切ないものがある。
もしかりにこんな出会いをした人間がいるのであれば運命の人だと思う。
正直、憧れてしまう。
最初はただの代償行為だったはずなのに、お互いを知って惹かれ合って強く結びついて、絆となる。
この流れがたまらなく愛おしいとすら思える。
僕も誰かとこんな風に惹かれ合いたいと思う。
こんな優しい気持ちにさせてくれたのは久しぶりでした。
僕の中で本作は殿堂入りとし、またじっくりと読ませてもらおうと思う。